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進化する調達機能


将来の競争力を維持するために、信頼できるサプライヤと複合的なパートナーシップを築き、社内の調達手順をさらに戦略的なものにレベルアップして、付加価値を付ける必要があります。

製造業における調達の未来は、統合化がより進んでいるように見えます。業界をリードする調達部門の幹部の1人は、ソフトウェアと情報技術のサービス企業アリバ社から、彼らが担う役割と調達の未来についての講演依頼を受けて、このように話しました。

アリバ社の「2020年の展望」レポートから、2つの主要テーマが浮上しました。まず、スペシャリストは、サプライヤとお客様の間のより緊密で依存度の高いパートナーシップを指摘しました。そして次に、このパートナーシップを維持するために、調達の役割はさらに戦略的になり、社内で統合されて、ビジネスモデルを保持し拡大していくだろうと予測しています。

しかし、なぜ変革が必要なのでしょうか?

役割の変革

多くの企業にとって、ビジネスに対し何ら戦略的なサポートを提供しないものの、調達の役割は非常に重要になってきています。マーケットが急速なグローバル化を進める中で、調達の実践面はまだ発展していません。

技術改善が常に進んでいる今が、調達の価値に重点的に取り組む絶好の機会です。例えば、事務作業の削減やアウトソーシング、供給関係の構築の重視、常に変化するマーケットに対する理解と、増大する潜在能力や変革分野の認識などが上げられます。

IACCM(契約・商業管理国際連盟)会長兼CEOのティム・カミンズは、報告書「2020年の展望」の中で次のように説明しています。「今日の基本的な調達活動の多くが自動化できることは明白です。私たちが本当に必要としているのは、ビジネスのために経済貢献を推進する力と結びついたスキルです。これに、財務評価、パートナーシップスキル、チームのコーディネート力や社内外でのコラボレーション力が含まれます。この3つのスキルが今日まだ具体的に機能していないのが、厳しい現実です。2020年頃には、この認識を転換する非常に大きな変化が訪れるでしょう。

「人々が見ている未来像では、主要サプライヤがより深くお客様のビジネスに組み込まれ、自社の専門知識や技術を提供して製品を始めから開発します。

新しいスタイルのパートナーシップ

「2020年の展望」に登場するスペシャリストたちの見解を考慮すれば、パートナーシップスキルは、間違いなく新しい調達機能の最も基本的な面と言えます。サプライヤとお客様ではなく、彼らが見ている未来像では、主要サプライヤがより深くお客様のビジネスに組み込まれ、自社の専門知識や技術を提供して製品を始めから開発します。そしてこれは遠い先の予測ではありません。いくつかの企業はすでに主要サプライヤと複雑なパートナーシップを結んでいます。

フードサービスの多国籍企業ソデクソの調達部門主任アン・オカ氏は、レポートで次のように述べています。「弊社のサプライチェーンは消費者向けにパッケージ化された多くのアイテムと完成品の製造業者によって構成されています。消費者の傾向に対する彼らの洞察力と、新製品を開発しクライアントに提供するイノベーション能力を深く信頼しています。」

彼女は続けます。「サプライヤと一体化したパートナーシップは、クライアントベースでこのように密な関係を発展させたという確信に基づいた戦略であり、私たちは、彼らがどの問題の解決を図っているのか、そして私たちが単にサービスを提示するのではなく、問題を解決するソリューションを提供できることが明白にわかっているのです。」

クライスラー社の調達部門主任のジョン・カンピ氏は、現在ジェネシス・マネジメント・グループのマネージングパートナーですが、彼はクライスラーの重要なサプライヤが持つ価値を認識し少数の選ばれたサプライヤだけに「サプライヤ・オブ・チョイス」のタイトルを授与しています。これらのサプライヤは、新型車の開発に招かれ、クライスラーと共同で原価企画に取り組みます。「彼らを測るものさしは、」カンピ氏は断言します。「品質です。」

リスク、見返り、信頼

お客様とサプライヤのスペシャリストたちのコンビネーションによって、製品品質は明らかに向上しますが、サプライヤ-お客様間のパートナーシップの観点では、双方がリスクと見返りにおいて同等な投資を受けることになります。

前の調達担当主任で「2020年の展望」レポートの寄稿者、ハビエル・ウリオステ氏は、すべてが機能するには、サプライヤ-お客様間のパートナーシップは根本的に変わる必要があると確信しています。「調達組織での完全な転換が必要です。」と彼は言います。「つまり、エンジニアリングに組み込むことのできる、高度のスキルをもつ技術事業体を設立することです。これが、企業が帳簿や特許をサプライヤに公開することを後押しし、サプライヤは競合会社にも供給ができるようになります。当然のことながら、実行するのはとても困難ですが。」

困難なのは、これが重大なリスクを伴うように思われるからです。例えば、特許情報の共有、サプライヤ-お客様間パートナーシップを持続的から協力的なものへと進化させること、サプライチェーンの確保も完全な可視化が必要です。しかし、これらのリスクのどれでも、また調達の新しい役割においても、パートナーシップと明確な信頼関係が重要だということは共通しています。ビジネスの世界で、これは最も大きな挑戦になるかもしれません。

「調達が担う役割はさらに戦略的になり、社内で統合されて、ビジネスモデルを保持し拡大していくでしょう。」

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