強度の高い樹脂材料に穴をあける場合、層間剥離と裂目が発生する可能性が高くなりますが、ドリル形状の設計によって最適化することができます。
コロドリル形状は繊維含有量の高い炭素繊維材料で、穴の入り際と抜け際の精度を保てるように設計されています。
利点
- 優れた穴品質と加工面品質
- 層間剥離と裂目発生リスクの低下
- アルミ合金(CD854)の抜け際でのバリの発生の低下
特徴
- コロドリル854:裂け目とけばの発生を防止するように設計された刃先形状
- コロドリル856:層間剥離の問題を低減するように設計
- ダイヤモンドコーティング(N2OC)
- 4-12.7 mm(0.157-0.500")を標準在庫品および特殊工具として注文可能
- テーラーメードオプション
適用
被削材:
- CFRP繊維含有量の高い被削材 - コロドリル854
- CFRP/アルミニウム積層材料 - コロドリル854
- CFRP樹脂含有量の高い被削材 – コロドリル856
- ガラス層などで構成される複合材料 - コロドリル856
- BMI - 耐熱材料 - コロドリル856
機械:
- マシニングセンタ
- ロボット
- 小型電動または空圧機械
ISO適用領域

ドリル角度
コロドリル855 | コロドリル856 |
小さな刃先角と高いすくい角は、穴品質の向上だけでなく、薄肉面にとって重要な背分力の軽減にも役立ちます。
ドリルと加工公差
- 最大ドリル深さ:4-5 x DC
- 加工公差:IT 8-9
- Ra: 1-5 μm(40-200 μ")
コロドリル854とコロドリル856は標準在庫品だけでなく、特殊工具としても注文可能です。