CoroPlex MTは2種類の高性能工具、コロミル390とコロターン107を一体化した工具です。CoroPlex MTはフライス加工の効果的な工具として回転させて使用したり、2種類のコロターン107チップを使用して、任意の位置にチップを取り付けて一般旋削、外径加工、内径加工を行います。
利点
- 1個のフライス工具と4個の旋削工具を一体化
- 工具交換時間の短縮
- ツールマガジン内ツールポットの省スペース化
- 旋削工具、外径加工または内径加工用の安定した工具
特徴
- クイックチェンジとコロマントキャプトによるモジュラーシステム
- SLカップリングによるモジュラーシステム
- 高圧クーラント
- 同一工具に2つのチップ
- 工具位置数の増加
用途
- すべての被削材に対応するチップブレーカと材種
コロターン107工具としての切削加工:
- 端面・軸方向旋削加工、切込角95°
- 倣い加工、切込角93°
- 内径加工、切込角93°または95°

端面・軸方向旋削加工 |
倣い加工 |
内径旋削加工 |
コロミル390カッターとしての切削加工:
- 肩削り加工、90°
- 内径ヘリカル加工
- ターンミリング加工

肩削り加工 |
ヘリカル加工 |
ターンミリング加工 |
ISO適用領域






1つの工具を回転工具としても固定工具としても使用可能
コロミル390チップはコロターンチップより軸方向も径方向も少し手前に取り付けて、工具を回転させて使用する場合に、旋削チップが加工範囲に入らないようにします。したがって、止まり穴の内径加工を行う場合は、コロミル390チップが底面に触れる前に送りと回転を停止させる必要があります。

マルチタスク加工における接近性を高めるために最適化された工具長
該当する従来工具と比べて、工具長が65 mm長くなったことで、エクステンション(延長用アダプタ)がなくても、マルチタスク加工時の工具位置の自由度がより高まりました。工具長さとデザインは各コロマントキャプトごとに最適化され、一般的なチャックサイズに対して最適な接近性を実現。工具はすべてのチップが各工具の中心(心高)になるように設計されており、工作機械の標準プログラムサイクルと容易に併用することができます。

推奨
工具位置ごとの推奨チップタイプ
旋削加工 | ![]() |
フライス加工 |
CCMT、
ひし形80° - 09および12 mm |
R390
チップサイズ -11および-18
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DCMT、
ひし形55° - 07および11 mm |
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