マシニングセンタ

マシニングセンタは、部品および加工(フライス加工、穴あけ、ボーリング加工、リーマ加工およびタップ加工)に対するすべての要求事項を満たしています。機械の構成が加工効率と機械の稼働率に大きく影響します。
マシニングセンタの構成
生産する部品に最適な方法で機械を構成してください。加工部品の形状と数量が機械の選定に影響し、必要なセットアップ数が決まります。


- 3軸: 固定テーブルでの立型マシニングセンタ (VMC)。回転テーブルを追加すると、さらに複雑な形状とアクセス性をアップするために4番目の軸を利用することができます。
- 4軸: 横型マシニングセンタ (HMC)。ツームストーンを使用すると、テーブルに4つの部品をセットアップすることができ、大量生産が可能です。パレットシステムを使用すると、高い機械利用率が実現します。
- 5軸、トラニオンテーブル: スピンドルはテーブルの4番目と5番目の軸で「固定」されています
- 5軸、90°ヘッド: スピンドルによりゲーブルの第5軸とともに4番目の軸(B軸)を利用することができます
5軸タイプの5番目の軸に旋削加工オプションを付けて全軸での回転を可能にし複合加工機にすることができます。
スピンドルインターフェース

スピンドルインターフェースの選定は金属加工効果の限界を決定付けるため、重要な決定事項です。加工に使用しない際には、スピンドルインターフェースは迅速に交換できることが求められます。しかしながら加工時には、切削力が最大限に作用してこのインターフェースを破損させたとしても、スピンドルとカップリングとの連結が維持されることが必要不可欠です。
マシニングセンタ用オプション
機械の稼働率をさらにアップするさまざまな機械オプションがあります。
マガジン/自動工具交換 (ATC)
マガジン内にすべての部品加工のために広いスペースがあり、工具を交換することなく、ひとつのジョブから次のジョブへのクイックチェンジをサポートすることが重要です。同類のツーリングを使用しても、このことは同じように大切です。
大径工具や長い工具を使用する場合は、ATCの重量が適切でモーメントが十分であるかを確認してください。 – このことが長い大径工具の使用を制限する要因になることが多々あります。
パレット
パレットオプションを使用すると、機械の生産中に加工部品を固定具にセットアップすることができます。機械に直接セットアップすることに比べて、機械の利用率が非常に高くなります。

直角ヘッドアダプタ
内径フライス加工を行うには、スピンドルノーズのサポートと位置を調整して、メインスピンドルが補助ヘッドを駆動できるようにする必要があります。このヘッドを工具交換してマガジンに保管しておくことができます。


補間旋削加工

この機械オプションにより、非対称部品に対象特性を持たせる加工が可能になります。特殊工具やフィードアウトヘッドは不要です。補間旋削加工についての詳細はこちら